ポルノ・買春問題研究会
論文資料集10
2010年度の論文資料集10号。詳細はこちらより
 
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APPについて
“ポルノや売買春は、本人たちが自分の意思でやっているのだからとくに問題はない”という意見があります。 この考えは「性的リベラリズム」と呼ばれ、性的に解放された・先進的なというイメージをもってメディアで広く喧伝されてきました。

しかし、当事者たちに「自己責任」を要求するその論調の陰で、多くの女性や子どもたち、時には男性ですらも、ポルノや売買春によって心身に深い傷を負いながら、その被害を訴えることができずにいます。

ポルノ・買春問題研究会(APP研)は、女性の人権・性的自由・性的平等を擁護するフェミニズムの見地から、ポルノ・買春問題をはじめ、セクシュアリティをめぐるさまざまな問題を研究することを目的として、複数の研究者および運動家によって1999年12月に結成されました。

現在のアクション

APPの活動
APPは、上のような目的をふまえつつ、ポルノグラフィや売買春による被害をなくすために、次のような活動を行ないます。
  • 被害の実態を調査し社会に訴える活動を行ないます
  • ポルノや売買春の被害を社会からなくすために、被害の状況・実態を明らかにし、著作その他の活動を通じて広く社会に訴え、人々の意識や、法を含む諸制度を変えていきます。  その活動の一環として、学習会やシンポジウムなどに当会から講師の派遣を行なっています(交通費や講師料は要相談)。講師派遣を求められる方・団体は当会にご連絡ください(ただし、その企画の趣旨によってはお断りする場合もあります)。

  • 被害者支援のためのネットワークづくりをめざしています
  • カウンセラーや弁護士などと連携し、ポルノや売買春の被害者をサポートするネットワークづくりをめざしています。

    詳しくはこちら…
ポルノグラフィの被害とは?
    ポルノグラフィの被害には、さまざまなものがあります。
  • 暴力や脅迫や騙すなどの手段を通じて、ポルノに強制的に出演させられる
  • ポルノの制作の過程で、事前の同意を越えた性行為を強制される、あるいは身体的ないし精神的な暴力を受ける
  • 親や夫や恋人などから性行為や身体を撮影ないし盗撮され、それをのちに同意なしにポルノ画像として利用される
  • 親や夫や恋人などから無理やりポルノを見せられたり、ポルノと同様の行為を強制される
  • 職場や学校やその他の公共の場でポルノを無理やり見せつけられる
  • 特定のポルノに直接起因する性暴力を受ける
  • ポルノの販売・流通・公表を通じて、女性の尊厳が貶められ、女性の社会的・経済的・政治的機会が縮小され、女性の権利が削減され、性的平等が侵害される
  • 同意なく自分の顔や身体の一部がポルノ画像と合成されて公表されたり、自分の名前や本人と特定できる特徴をポルノの文脈で使用されて公表される
  • などです。
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被害事実をご存じの方は、情報をお寄せください
ポルノグラフィによる人権侵害は想像よりはるかにたくさん生じていると考えられます。例えば、市販されているポルノ・ビデオからは、制作過程ですでにひどい人権侵害が行なわれていることを見てとることができます。

私たちは、ポルノグラフィによる被害を防止し被害者を支援する制度づくりをめざして、ポルノグラフィによる人権侵害の実態を明らかにする活動に取り組んでいます。被害事実をご存じの方は、どのような情報でもかまいませんので、研究会までお寄せください。
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論文資料集9
2009年度のAPPの調査研究の成果を、論文資料集第9号にまとめました。ぜひご購入ください。詳細はこちらより
 
論文資料集8
2008年度のAPPの調査研究の成果を、論文資料集第8号にまとめました。ぜひご購入ください。詳細はこちらより